2014年5月12日月曜日

試写イベント「WOOD JOB!でGOOD JOBみつけよう」 矢口監督トークセッション

おはようございます。
夏先取りです。おでこです。


試写イベント
WOOD JOB!でGOOD JOB みつけよう

では、
映画の試写だけでなく、
1.矢口監督のトークセッション
2.パネラーをお招きしたディスカッション
3.参加者によるワークショップ
を設けました。


映画を見て、話をきいて、自分で考えて、人と共有する
という一連の流れの中で、「働く」「生きること」に向き合う時間を創るという
大げさなことをもくろんでいました。

今回は矢口監督のトークセッションをの様子レポートします!

トークセッションでは
矢口監督 
三浦氏(映画ロケ地で撮影等の受け入れをされた林業家) 
深津制作プロデューサー
にご登壇頂きました。


今回のイベントのテーマ、「働くことは生きること」
矢口監督は、映画でどのような「生きる姿」を描こうと思ったのですか?

矢口監督)
(主人公について)気を付けているのは、誰もがあこがれるような立派な人にしないということです。
スーパーヒーローではなくて、隣に住んでいるふつうの人のような。
映画見てるあなたと変わらない、これでも生きていけると描けたらと思っています。


ひょんなことから生まれ育った都会から遠く離れ、山奥の村で林業に従事することに。
危険と隣り合わせの超重労働に心は一瞬で折れ、
すぐにでも逃げ出すつもりだったのだが…。

三浦氏)
僕もUターンで美杉にきて林業を始めました。
28歳の時は大企業の人事にいたけれど、
辞めて美杉に戻り10年ほど前から父から継いで今に至ります。
林業は、難しいことや大変なのもあるけれど、
これからはフランクにできればいいと思います。
やってみて合わなかったらやめたらいい。
でも、ちょっとでもやりたいなら、やってみてください。

深津制作プロデューサー)

プロデューサーの仕事として林業の映画をやるからって林業をやらなくてもいいんですけど、ぼくは特殊で、仕事と生活が一致している方。船舶関連の映画のときは船舶の免許とって、ダイビングに関連する映画のときはダイビングの免許を取っています。
たまたま今回は林業の映画を5年間もやったので、人生の中の5年間を林業のことをずっと考えてしまったので、林業研修も受けたし林業に5年も関わり、深く知ってしまったので、林業をやってもいいのではとも思いました(一同 笑)
実家は山があり農業も営んでいます。人生の中の5年もやったのは大きいんですよね。映画の仕事なくなったら、三浦さん雇ってもらえないかなぁーと(一同 笑)

矢口監督)三浦さんは林業にはイチから始めたんですか?

三浦氏)子どもの時から山で父の手伝いをしていました。

矢口監督)悩んだことはありましたか?

三浦氏)ぜんぜん。(前職では)大企業の人事課でオフィスで働いていました。会社勤めの方が合わなかったんですね。今は、気苦労も多いけど、楽しいですよ。

矢口監督)大らかですね。

三浦氏)映画のように、なあなあです。

矢口監督)林業は、植栽から伐採まで死ぬまでに成果が見られない。
なあなあですね。



おでこ感想
今植えた木は次の世代のための資源・財産。100年、200年先を見据えた仕事である林業。
だからこそ、「なあなあ」の精神が大事なんだなぁと思いました。
また、生きる道は人の数だけある。
だからこそ、模索しながら試行錯誤しながら歩いていっていいんだ!と
勇気をもらいました。
他にも映画撮影の裏話等も伺いました。



WOOD JOB!公開中です★

ぜひ、あの迫力は大きなスクリーンで!

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